「前より楽になってきたはずなのに、なぜか不安になる」 「このまま進んでいいのか分からなくなる」
毒親の影響から回復していく途中で、こんな感覚が出てくる人はとても多いです。 でもそれは、回復が止まったサインでも、間違っているサインでもありません。
むしろ 回復が進んでいるからこそ起きる、とても自然な反応 です。
この記事では、
- なぜ回復期に不安が出るのか
- その不安の正体
- 不安が出たときの向き合い方
を、できるだけやさしい言葉で書いていきます。
回復=ずっと楽になる、ではない
回復というと、 「どんどん楽になる」 「前向きになっていく」 そんなイメージを持ちやすいかもしれません。
でも実際は、
- 楽になったと思ったら不安が出る
- 分かった気がしたのに混乱する
- 前に戻ったような気がする
こうした 波のあるプロセス です。
特に毒親育ちの場合、 「安心」「自由」「自分で選ぶ」 という感覚自体が、体にとっては 未知の状態。
未知の状態に入ると、人は自然と不安になります。

自分で選ぶってなに???
なぜ良くなっているのに不安になるのか
① 今までの“生き方”が使えなくなるから
毒親環境で身につけた
- 我慢
- 空気を読む
- 自分を後回しにする
これらは苦しかったけれど、 生き延びるためには必要だった方法 でした。
回復が進むと、これらを手放し始めます。 すると、 「じゃあ、これからどう生きればいいの?」 という空白が生まれます。
この空白が、不安として感じられるのです。
② 感情を感じられるようになってきたから
回復初期は、感情をあまり感じない人も多いです。 それは心が鈍くなっているのではなく、 感じないことで自分を守ってきた から。
回復が進むと、
- 不安
- 寂しさ
- 怖さ
も、ちゃんと感じられるようになります。
それは「悪化」ではなく、 心が安全だと判断し始めたサイン です。
③ 自分の人生を生き始めた証拠
毒親の影響が強いと、 「親にどう思われるか」 「正解かどうか」 で生きてきた人が多いです。
回復が進むと、 「私はどうしたい?」 を考え始めます。
自分の人生を自分で選び始めたとき、 人は必ず不安になります。
それは、責任と自由がセットでやってくるからです。
この不安が出たときに大切なこと
不安を消そうとしなくていい
「前向きにならなきゃ」 「こんな不安おかしい」
そうやって追い払おうとしなくて大丈夫です。
不安は、 「今、新しい段階に入っているよ」 という 心からのサイン です。
「戻った」と決めつけない
不安が出ると、 「また元に戻った気がする」 と思いやすいですが、
回復は らせん階段 のようなもの。 同じ場所に見えても、少し上にいます。
小さな安心を増やす
大きな答えを出そうとしなくて大丈夫です。
-今日はちゃんと休めた -無理な人から距離を取れた -自分の気持ちに気づけた
そんな 小さな安心 を積み重ねることが、 不安を自然と落ち着かせてくれます。
まとめ
回復が進むと不安になるのは、
- 今までの生き方を卒業し始めたから
- 感情を感じられるようになったから
- 自分の人生を生き始めた
不安は、失敗のサインではありません。 変化が起きている証拠 です。
もし今、不安の中にいるなら、 「私はちゃんと進んでいるんだ」 そう思って、この時間をやさしく過ごしてみてください。


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