仕事がなかなか決まらない。
見学には行く。
話も聞く。
「ここでいいのかな」と考える。
でも、決まらない。
以前の私なら、焦っていた。
とにかく早く決めなければ、と。
空白の時間が怖くて、
「どこでもいいから」と自分を押し込んでいた。
でも今は、少し違う。
決まらないのは、
進んでいないからじゃない。
整えている途中なのかもしれない。
昔は、違和感に気づいても無視していた。
「みんな我慢している」
「私が弱いだけ」
そうやって、自分を納得させていた。
でも今は、
小さな引っかかりをちゃんと感じる。
空気。
言葉の温度。
自分の体の反応。
それを無視しなくなった。
それだけでも、
私は前と同じじゃない。
決まらない時間は、
止まっている時間じゃなかった。
「もう無理をしない」と
心が静かに選び直している時間だった。
焦りはある。
不安もある。
でもそれは、
ちゃんと生きようとしている証拠だ。
もしかしたら、
潜在意識が書き換わっている途中なのかもしれない。
「とにかく耐える」から
「安心できる場所を選ぶ」へ。
目に見えないところで、
基準が変わっている。
だから、簡単には決まらない。
でもそれは、悪いことじゃない。
決まらない時間が、
私を整えていた。
そう思えたとき、
少しだけ、呼吸が深くなった。
急がなくていい。
整った先で出会う場所は、
きっと前とは違う。
私は、ちゃんと変わっている。
以前は「能力不足だからうまくいかない」と思っていました。でもそれは違いました。


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