親の再婚・借金・不安定な家庭が自分に与えた影響

毒親だと思っていたが

母は父と再婚した、要するに復縁した。
でもその再婚は、私にとって「安心できる家庭」をつくるものではなかった。

再婚後の家にはお金がなく、いつもどこか張りつめた空気があった。
夫婦喧嘩は珍しいことではなく、怒鳴り声や不機嫌さが日常だった。

私はその環境の中で、自然と「空気を読む」ことを覚えていった。

家が安心できない場所だった

子どもにとって、家は本来いちばん安全な場所のはずだと思う。
でも私にとって家は、
「いつ機嫌が悪くなるかわからない場所」
「余計なことを言わない方がいい場所」
だった。

そのせいか、常に気持ちが落ち着かない。
何も起きていなくても、心のどこかで緊張している。

当時はそれが「普通」だと思っていた。

借金と不安定さが教えた思い込み

大人になってから気づいたことがある。
それは、

  • 安心は長く続かない
  • 楽しい時間のあとには、必ず何か悪いことが起きる
  • 人に頼ると迷惑をかける

こうした考え方が、私の中に深く根づいていたこと。

これは性格ではなく、
**不安定な家庭環境の中で身についた“生き延びるための癖”**だった。

「別れてくれた方がよかった」と思った理由

母は父と別れなかった。
むしろ私は心のどこかで
「別れてくれた方がよかった」
と思っていた。

それは冷たい気持ちではなく、
それほどまでに、その家が苦しかったということだと思う。

後にその考えが正しかったと。心から実感することになる

父の暴力、怒号、母の怯え切った顔・・・

誰も悪者にしたいわけじゃない。
ただ、あの環境が私にとって安心とはほど遠かった、それだけ。

母と兄との4人の生活の方が、まだましだった。

今になって見えてきたこと

今ならわかる。
あの頃の私は、
「安心できない環境に必死で適応していた子ども」だった。

不安を感じやすいのも、
人の顔色を見すぎるのも、
すぐに自分を責めてしまうのも、
全部理由があった。

そう気づけたことで、
「私はダメだからこうなったんじゃない」
と思えるようになってきた。

気づきは、回復の入り口

過去は変えられない。
でも、意味づけは変えられる。

あの家庭で身についた癖は、
今の私にはもう必要ないものも多い。

少しずつ、
「安心していい」
「緊張しなくていい」
そんな感覚を、今の自分に教え直している。

この気づきは、
私にとって回復の入り口だった。

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